心の病気について
パニック障害
人によっては、聞き慣れない病名ですが、最近非常に増えているように思う疾患です。 症状としては、不意に全く予期しない状況で、パニック発作(不安発作)が出現する病気で、また症状が出現するのではないかとか、こういった症状を避けようとする行動が見られる不安の病気です。およそ100人に2人前後の発症率が有ると考えられており、実際、当院でも、成人の女性に非常に沢山見られます。 治療としては、かなり以前までは、精神分析が主でありましたが、最近は、薬物療法の台頭によって、ほとんど薬で治すようになってきております。日本では、抗不安薬や、抗鬱薬が用いられることが以前までは、ほとんどでしたが、最近は、SSRIと呼ばれる一群の薬にとってかわられようとしています。 その他、ストレスをためないような生活指導も有用です。