心の病気について
強迫性障害
頻度は、最近の研究では、パニック障害と同じく、100人に2人前後と意外と高率で有るようです。 治療としては、種々ありましたが、最近は、行動療法と、前述のSSRI等に集約されてきております。 行動療法としては、EXPOSURE WITH RESPONSE PREVENTION と呼ばれる方法で、わざと嫌な強迫症状を惹起する環境に長時間患者を起き、そこで、強迫症状の発現を先送りにする方法で、強迫性障害の治療として、有効なものと、されています。 日本でも、行っている所は、多いようですが、精神科医師の不足、時間の制約もあり、実際は、SSRIや、抗鬱薬による治療がほとんどです。当院では時間の限り、暴露反応遅延療法を行うようにしております。 「強迫性障害の治療ガイド」奥村病院 飯倉康郎著 定価800円と安価で読みやすいように、簡潔に書かれた本です。強迫性障害の行動療法の身近な実践方法がかかれていて、おすすめです。